イリス・ティオ カサス
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 その後も終始、指先、つま先まで意識を行き渡らせた繊細かつ情感豊かな演技で会場中の視線をくぎ付けにしたティオ カサス。その高い芸術性について実況は「技として認められないベースマーク(最低点)を恐れるソロではなく、つなぎも大事に、芸術性を大切にした美しい演技にしたいと話しています」と紹介。解説者も「(ルールが変わったことで)失われつつあった芸術性にずっとこだわって、勝負や得点よりも、このアーティスティックスイミングの魅力を存分にルーティンを通して発揮してくれていた」と熱量高くコメントした。

 見事逆転優勝を飾った圧巻の演技に、地元紙をはじめ各国メディアが「黄金の芸術」「スペインの誇り」[スペインスポーツ史を変えた」「歴史に刻まれる素晴らしいパフォーマンス」と惜しみない賛辞を送り、SNSでも「とんでもないことが起きた」「これは誰もがみるべき」「涙と鳥肌!」「私達の誇り」「ありがとう」と感謝と感動の声が集まった。
ABEMA『SPORTSチャンネル』)

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