続く第2試合は東家から佐々木、鈴木大介、伊達、瑞原の並びで開始。東1局、鈴木大介が瑞原から倍満をアガり、大きくリードする展開。その後も鈴木大介と佐々木が先行し、伊達は瑞原とラス抜け争いという状況が続いた。勝負の流れが変わったのは、南2局1本場。伊達は一・四万待ち、四万ならば234の三色同順という手をリーチ。瑞原から一万が打たれるもスルー、高目の四万を待ち、見事にツモアガリを決めた。リーチ・ツモ・平和・三色同順の8000点(+300点)を入手し、上位を射程圏内に捉えた。南3局の親番ではリーチ・ツモ・赤・裏ドラ2の1万2000点をツモ、トップ目鈴木大介にわずか2200点差まで詰め寄った。
南3局1本場は佐々木が満貫をツモり、伊達は3着目に後退した。最終局となった南4局2本場は、伊達の豪運が光った。第1ツモでイーシャンテン、わずか4巡目に2・5筒と1索の変則三面張でテンパイしてリーチだ。ツモるか、鈴木大介からの直撃、もしくは一発・裏ドラが乗れば条件クリア。勝負は一瞬の出来事、オリられない瑞原が一発で2筒を切り、リーチ・一発・赤・裏ドラの8000点(+600点)の決定弾が炸裂。第1試合でトップの佐々木をトータルポイントでもかわし、首位通過を果たした。
試合後のインタビューで伊達は「結構無理だと思っていたのですが、何とかなりましたね、奇跡的に。難しい状況になってからの選択がうまくいって、めちゃくちゃ恵まれた」と笑顔でコメント。佐々木との対決については「寿人さんの押し引きを、他の人よりも感じ取れたかも。練習会が生きました」と、胸をなでおろした。
最後は「自分が打ちたいように打って勝てたのがすごくうれしかったです。初めてのベスト8になるので、続きも頑張ります」と意気込みを語った。セミファイナルでは佐々木と別卓。チーム内対決を終え、ファイナルでの再戦を期待するファンからは「決勝でまた!」「KONAMIの二大エースは頼もしい」「次も頑張ってね!」と熱い応援が寄せられていた。
2位通過は佐々木、試合結果



