■ペットの連れ去り被害…「連れて行かれてしまう現実があると思わなかった」

アサミさん
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 アサミさんは、ペットのシーズー犬「ハック」が失踪し、連れ去り被害にあった可能性が高いと考えている。ハックくんは2020年7月、横浜市港南区で失踪(当時2歳)した。大きな雷鳴の後、自宅から飛び出し、そのまま姿を消している。警察官が連れ去り(盗難)の可能性を指摘してきしたことや、近所で目撃情報がないことなどから、アサミさんは「連れ去られたのではないか…」と考える。

 当時の様子を「家のそばで雷のような音がした。ハックは雷が苦手で、すぐに抱っこしようと見渡したら、居なかった。家中を捜してもいなくて、もしかしてと玄関を見ると、網戸が外れていて、『ここから出てしまったんだ』と気づいた」と振り返る。

 すぐに捜索を始め、「家族で深夜0時30分ぐらいまで捜したが、近所に全然いなかった。帰ってくる様子もなかったため、次の日の朝9時に警察へ届けた」と語る。「すぐに『連れ去りだね』と言われた。理解できず聞き直すと、『小型犬の純血種は、届け出ないで、そのまま連れていく可能性が高い』と説明された」。

 しかし、「それでもピンと来なかった」というアサミさんは、「チラシを作り、SNSに投稿した。どこを捜していいかわからず、家族で捜したり、友達にチラシを配ってもらったりした」。

 すると、近隣住民から「迷子から2週間して、家の前を走っていくのを見た」との情報が寄せられた。また約3週間後にも、「路上で車に乗せられている犬を見かけた」との情報提供があった。「2件ともハックがいなくなってから約30分後で、同じ場所での目撃情報。これは警察の言う通り、連れ去りだと思った」。

 連れ去りだと確信してからは、「本当に信じられない。拾ってくれて、交番や警察に届けてくれるだろうという良心的な気持ちが先立っていて、まさか連れて行かれてしまう現実があるとは思わなかった。考えられないことが起きてしまった」と胸中を吐露する。

■情が移って連絡しないケースも?
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