【MLB】レッズ2-5ドジャース(7月28日・日本時間7月29日)
【映像】山本由伸、打者が混乱→浮き上がる“釣り球ストレート”
7月28日(日本時間7月29日)に行われたシンシナティ・レッズ対ロサンゼルス・ドジャースの一戦で、ドジャース・山本由伸が浮き上がる快速球で相手打者を三振に仕留めた場面が話題となっている。
2回裏・レッズの攻撃。この回先頭の7番タイラー・スティーブンソンに対して山本は、初球、外角低めのボールゾーンへと外れた153km/hの直球でボールを先行させるも、続く2球目は内角へと投じた152km/hのシンカーで、狙い通りにファウルを打たせてカウントを整えにかかると、続く3球目は内角やや低め、膝元を突く152km/hのシンカーを振らせてカウント1-2と追いこむことに。そして勝負の4球目は、真ん中高め、ボールゾーンへと釣り気味に投じた154km/hの快速球。するとこの1球に、スティーブンソンは思わず手が出て空振り三振に。山本からすればしてやったり、スティーブンソンからすればまんまと山本の術中に嵌まる形での三振となった。こうした山本の投球と、スティーブンソンの空振り三振にファンからは「釣られた」「これは振ってしまう」「完全に由伸ペースやん」「反則レベル」「コースも球速も完璧に制御してる」といった様々な反響が巻き起こることに。
今季の山本といえば、デーブ・ロバーツ監督が「“ストライクだ!”と思ったらボールゾーンに落ちる」と絶賛していたスプリットをはじめ、より直球との見分けがつきにくい状態を維持し、それが好投を支えている要因のひとつといえるが、こうした“幻惑”は、打者からすればそれこそ張ったヤマが当たりでもしない限り、完璧に捉えることは難しいという、なんとも厄介なもの。この場面でも山本は、直球とシンカーを投げてはいるが、それらをすべて152~154km/hの範囲に収めているところに、山本ならではの強みがあるといえそうだ。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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