“ポスト石破”となら連立の可能性アリ?

“ポスト石破”となら組める?野党のホンネは
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 では“ポスト石破”が誰なら連立の可能性があるのだろうか。前回の総裁選で高市早苗氏の推薦人を務め、今回の参院選には出馬せず引退した自民党の保守派重鎮・衛藤晟一元参院議員は、「政策的に近い国民民主党」との連立、「“玉木総理”の支持」を提案する。

「玉木さんを支持すべきじゃないか、総理大臣に推すべきではないのか、過半数割れを起こしたんだからね」

 国民側は自民党から打診があった場合、“玉木総理”の提案を受けるのか。村上野党キャップは以下のように分析する。

「もし正式な“玉木総理”のオファーがあれば乗るかどうかだが、玉木氏は『あくまで目的は政策実現』と、そのためには総理になることが最短距離ではあるが、今後、自民党自体がどうなるかわからない中で、今は様子を見ている状態。一方、幹部らは揃って、連立に入るとも入らないとも言い切らない。つまり、連立入りの可能性はゼロではない。ある幹部は『高市さんとなら一緒にやれそう』」(村上祐子氏、以下同)

 仮に、“高市総裁”誕生でも“玉木総理”の誕生が有り得るのか…他のポスト石破候補と自公との連立の可能性については、村上野党キャップは次のように分析する。

「国民民主党としては、自分たちとの政策と一致するのであれば、ポスト石破が誰であれ可能性はあると言える。例えば米政策でいうと、国民民主党は減反政策をやめて増産に舵を切るべきと主張し、政府も先月、関係閣僚会議の中で事実上の増産に舵を切った。したがって、方針を次の政権が引き継ぐのであれば、一致点は見出せるといえる」

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