<大相撲七月場所>◇愛知・名古屋 IGアリーナ
大相撲名古屋場所は前頭十五枚目・琴勝峰(佐渡ヶ嶽)が8場所ぶり史上37人目の平幕優勝で悲願の初賜杯を抱き熱戦の幕を閉じた。そんな大興奮の名古屋場所で、中継カメラが偶然捉えたファン着用の相撲Tシャツの絵柄に「すごいTシャツ」「こんな柄あるのか」「これ欲しい」「Tシャツかわいい」「和むわ」など反響が相次ぐ一幕があった。
中日に行われた取組の合間での一コマ。序ノ口十七枚目・菊池(二子山)が序ノ口十四枚目・琴寺尾(佐渡ヶ嶽)を寄り倒した一番。取組終わりでのこと。勝ち名乗りを受けた菊池は土俵下で一礼して花道を下がっていったが、ここで中継画面が切り替わると、偶然にもユニークなTシャツを着たファンの後ろ姿が映し出された。
鮮やかな黄色のTシャツ。バックプリントには一列に連なる力士たち…これは前の力士のまわしなどに手をかけ、掛け声を上げながら一列になって行うすり足の稽古「ムカデ」の風景である。
場所中は力士の四股名が入った応援タオル、手製の応援ボード、うちわ…観客が手にする様々な相撲グッズが、力士の取組以外にも多くのファンの目を楽しませる大相撲。そんなほっこりする一コマに「まさかのムカデTシャツw」「相撲愛を感じる」「色々な相撲グッズがあるんだな」「相撲グッズ欲しい」といった反響が多数寄せられていた。
横綱・豊昇龍の休場など波乱続きとなった今場所は、残る一人の新横綱大の里を破って史上最年長での金星を手にした40歳の前頭四枚目・玉鷲(片男波)が自身3度目の殊勲賞も獲得。40歳8カ月での三賞受賞は、金星に続いて最年長記録となった。
一方、琴勝峰が同じく殊勲賞、さらに敢闘賞のダブル受賞。いずれも新入幕で前頭十四枚目の草野(伊勢ヶ濱)と藤ノ川(伊勢ノ海)がともに敢闘賞を初受賞。草野は琴勝峰と優勝を争った前頭筆頭の安青錦(安治川)と技能賞も分け合った。早くも待ちきれない大相撲九月場所は、9月14日(日)より東京・両国国技館にて熱戦の幕が上がる。(ABEMA/大相撲チャンネル)
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