【MLB】レイズ 0-5 ドジャース(8月1日・日本時間2日/タンパ)
ドジャースの大谷翔平投手が、相手選手のグラブを弾き飛ばす爆速のヒットを放った。泳がされながらも片手で外野まで運ぶ技あり打で、久々のマルチ安打を記録している。
4ー0とドジャースが4点のリードで迎えた4回表、2死一塁の場面。大谷にこの試合3度目の打席が回ってきた。カウント1ボール2ストライクと追い込まれた直後の4球目、ナックルカーブを捉えた。
アウトコースの球に泳がされた形で、最後は片手でのスイングとなったが、打球は勢いよく一、二塁間へ飛んでいく。セカンドのブランドン・ローがダイビングキャッチを試みたが、グラブを弾かれ、ボールはライト前へと転がっていきヒットとなった。
MLB公式データサイト『Baseball Savant』によると、打球速度は93.1マイル(約149.8キロ)。普段から弾丸のようなヒットやホームランを量産する大谷にとっては"特別速い"わけではないが、アウトコースの変化球に泳がされ、片手でのスイングになったことを考えると、この数字は驚異的だ。
このところ、大谷は2試合連続でノーヒット。前の試合では右臀部の痙攣により、投手として不本意な形で降板するなど苦しんでいた。しかしこの試合では、1打席目にフォアボールで出塁、2打席目はバットを折りながら幸運な内野安打、そして3打席目は爆速のヒット。泥臭いヒットを積み重ねマルチ安打、3出塁と復調の兆しを見せており、ファンも安堵といったところだろう。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)



