■「責任を感じて『治してあげたい』気持ちはわからなくもない」

高須氏
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 「ルッキズムだ」との声に対して、高須氏は「頭の形が左右非対称の赤ちゃんは、一定数いる。出産の過程や、子宮内での変形、寝る向きによっても変わる。母親が責任を感じて、『治してあげたい』となる気持ちはわからなくもない。大人になってからでは治せないため、その時に後悔するならとヘルメット治療を行う。外科手術ではなく、数カ月間のヘルメット治療で治るのであれば、やってもいいと思う」と語る。

 元「でんぱ組.inc」でタレントの最上もがは、「子どもが0歳の時、ブログに『ヘルメットをするか』『頭の形が気になっているが、治療は調べたか』といった質問が、よく届いた」と振り返る。「頭蓋骨のゆがみで、血流の悪さからの頭痛や、かみ合わせの悪さにつながるのであれば、先に改善しておいた方が楽だとは感じた。ただ、どこまでが大丈夫な範囲かは、個人ではなかなか判断が付かないだろう」。

 ゆがみによる健康上の問題について、高須氏は「左右非対称の場合、問題が起こることがある。頭蓋骨の片側が盛り上がり、片側がへこんでいると、目や耳の高さ・大きさに左右差が出る場合もある。顔全体がゆがみ、かみ合わせにも影響が出る」と説明する。

 他方で「軽い絶壁ぐらいなら、髪形などでカバーできるため、個人的にはヘルメットをしなくてもいいと思う」とも話す。「早いうちであれば、大きな左右非対称にも対応できる。大人になって子が心を悩ませるなら、ヘルメットで左右差を治すのはありだろう」。

■「“写真ガー”がすごく増えた」
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