■「“写真ガー”がすごく増えた」
高須氏によると、「日本中の若者が“外見至上主義”になっている。外見と学歴の至上主義が加速すると、勝ち負けの競争になり、若者は不幸になる。イケメンやカワイイ女の子はいいが、劣等感を覚える人が不幸だ。SNSやインフルエンサーの影響で、自撮りと周囲を比べて、顔の大きさや、腕や足の太さに過剰に悩んでいる若者は多い」のだそうだ。
顔面には“黄金比率”があり、「美容整形は黄金比率に向けて手術するのが原則だ」としつつ、「二重の幅の広さなど、流行りの顔もある」と話す。「鼻では最近、軟骨を鼻先に移植する“ピノキオアップノーズ”が流行している。しかし10年、15年たつと、ダサくなってしまう」。
美容外科医として20年以上の経験から、「昔では気にしなかったことを、気にする若い子が多い。スマホで自撮りして、『笑ったときに頬がふくらむのが嫌だから、脂肪を取りたい』『アゴを引いて写真を撮ると、二重アゴになる』などと気にする。最近では“写真ガー”がすごく増えた。カウンセリングの時に、『写真を撮ったときの顔が嫌い』と言う人のことだ」と解説する。
■「日本人は7割が一重」「若い子はみんな二重にしてる」
