――その流れで、第1話で印象的だったお芝居について聞かせてください。優が空手部の部員と試合をしているときの「ぺいぺい」というお芝居にものすごくキュンとしてしまったのですが……。

日向:あー、よかった!

天海:きたぞきたぞこの話!

――あのシーンはアドリブだったのでしょうか?

日向:あのシーンは、私が最初に持っていったお芝居をすべて再構築していただいて、ここにいる3人と音響監督さんと松風さんにアドバイスをいただいてああなりました。

――それこそ先程のお話につながるのですね。

日向:そうですね。私の第1話時点の力ではあそこまでキャラを崩せていなくて。やっぱり優ってこうだよなっていう固定観念のお芝居をしていたのですが、皆さんのアドバイスからあの「ぺい! ぺい!」ができました。

天海:たまに「ペイペイ」(某電決済サービスの支払音ぽく)って聞こえるから、笑いを堪えるのが大変でしたね(笑)。

――ちなみに最初はどんなお芝居だったのですか?

天海:本当に「ふんふん!」みたいな息芝居で。

日向:それがもう崩せなくて崩せなくて。

古賀:なかなか崩せないよね。

青山:1回自分でこれをやると決めて持ってきたお芝居を大幅に崩すのって、けっこう難しいんですよ。自分はやっているつもりでも側から聞くと全然崩れてなかったりするので。やっぱり演技って奥深いですね。

日向:私からしたら1個のアドバイスでみなさんしっかりお芝居を変えるので、「すご!」って思って毎週見ていました。

3人:(照れながら)ふーん。

「みんなで作った感じが」
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