このトリッキーなシチュエーションにも関わらず、スタート直後のストレートでいきなりフルスロットルで走らせたかと思うと、ゆるいコーナーをいくつか抜けたところで、「193km/h」の最高速度を計測したのだ。「グラベルで193km/hですよ! 舗装路じゃないんですよ!」と竹岡氏も驚愕する、まさに異次元の走りだった。
今季のミュンスターはフォードMスポーツのエースドライバーだ。トヨタやヒョンデのようなフルワークスチームではないが、同じフォードの新人たちに負けるわけにはいかないとばかりに、この後、デイ3を終えた時点で、ミュンスターはセスクスを抜いて9位に順位を上げ、最終日も同順位をキープし、総合9位でフィニッシュした。(ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2025』/(C)WRC)
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