【写真・画像】時速192キロで驚異の飛距離! 世界最速ラリーカー、特大ジャンプで“パーツが取れた”…WRCならではの“異次元光景” 1枚目
【映像】未舗装の林道で全開!193km/h到達(実際の様子)
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WRC 世界ラリー選手権】第9戦 ラリー・フィンランド(7月31日〜8月3日)

【映像】未舗装の林道で全開!193km/h到達(実際の様子)

 WRC(世界ラリー選手権)の第9戦が開催され、滑りやすいステージでフォードMスポーツのグレゴワール・ミュンスターが驚異のスピードを計測。その度胸とテクニックに称賛が集まった。

 今大会が開催されたのは、フィンランドの首都ヘルシンキの北に位置するユバスキュラ周辺のエリア。湖を取り囲むように広がった森林地帯に設置されるステージは、緩やかなコーナーが多く平均速度が高い。世界のさまざまなラリーと比較しても、特にハイスピードなグラベル(未舗装路)ステージとして知られている。

 1日の競技2日目SS14。このステージの走行順は、トップクラスのWRC 1からということで、一番最初にスタートしたのはフォードのミュンスターだった。しかし、今大会はいまいち調子が上がっておらず、SS13終了時点でチームメイトの新人、マールティンシュ・セスクスとジョシュ・マッカーリーンから1分弱遅れている状況だ。

 「最初はお掃除役の部分があるんです」と解説の竹岡圭氏が言うように、路面上に砂やホコリが積もっていて滑りやすいため、出走順が早いマシンにとって不利な路面コンディション。さらに、この日の天候は雨が強くなったり弱ったりを繰り返していた。しかし、ここでミュンスターが驚きの走りを見せつけた。

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