ずばり、また総裁選があったならば、再挑戦する考えはあるのか。「現職の総理総裁が続投を表明している中で、それに対してどうこう言う立場でない。ただ、常にそういう気持ちで、これまでも、そしてこれからも、しっかり研鑽を積んでいきたい」。
「自民党を自分の手で変えていきたいという思いを持っているということで良いか」という青山氏の問いには「いつの時期になるかわからないが、政治家一人一人がそういう気持ちを持っていないと、自民党の再生はできない。『幹部に任せればいい』という話ではなく、『自民党がどうあるべきか』『そもそも私たちは、なぜ自民党議員なのか』から、ちゃんと考え直すいい機会だ。ひとり一人が自民党を動かしていく気持ちを持たないと、なかなか再生はおぼつかない」と語る。
宮崎氏は「いま自民党が厳しい状態になってきていて、一番大きいのが、岸田政権ごろから、安倍(晋三)氏を支持していた保守派が一気に抜けていること。岸田政権の頃は、岸田氏の文句を言いながらも、自民党にいた。しかし今回、参政党や日本保守党に流れていて、ダメージが大きい」と指摘する。
その上で、「誰かがトップになった時に、その人たちが戻ってくるか。戻って来づらい状況になっているのではないか。参政党を見ても、月々結構な額を出して党員をやっていますから、そういう人が戻るのは難しい」と考察する。
宮崎謙介氏「“鷹ちゃん”しかいない」
