「これまでと同じように顔を変えるフルスペックの総裁選では、1カ月間メディアジャックをする。石破氏の時も1カ月やったが微増で、ガバッとは上がらなかった。自民党は厳しい状況にいると思う。小泉氏・高市氏・小林氏を比べたときに、小泉氏になったら保守層が帰ってこないと思う。だとすれば、若返りと保守層が戻るのは“鷹ちゃん”しかいない」(宮崎氏)

 これに小林氏は「現職の総理総裁が続投とおっしゃっているので発言はできないが」と繰り返しつつ、「いま自民党に必要だと思うのはビジョンだ。この日本をどういう国にしたいのか。いま宮崎氏が言ったように、『このポジションを取れば、こっちが戻る・離れる』はあるだろうが、自民党とは何なのか(が重要だ)」と力説する。

「私は『世界をリードする日本を作る』と前から言い続けている。誰が総理総裁になるにしても、『自民党はこういう社会・国家を目指す』と自信を持って打ち出して、それを国会議員だけでなく、自民党を支える地方組織の議員・党員とみんなで共有して、『こっちに進むんだ』と示すことで、自民党の求心力がよみがえってくるのではないか」(小林氏)

小林鷹之氏「日本を世界の真ん中に立たせたい」
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