【FIBAアジアカップ2025】日本代表 99-68 シリア代表(日本時間8月6日/キング・アブドゥラー・スポーツ・シティ)
アカツキジャパン(バスケットボール日本代表)を支える32歳のベテラン・ポイントガードが美技を披露した。第4クォーターの残り少ない時間で富樫勇樹がジョシュ・ホーキンソンの得点を秀逸パスでアシスト。空間を支配する華麗なプレーでファンを沸かせた。
アカツキジャパンは日本時間8月6日、FIBAアジアカップ2025のグループフェーズ1節でシリア代表と対戦。直前の強化合宿ではロスター外だった富樫、馬場雄大、富永啓生らも加わり、54年ぶりの王座を目指す戦いをスタートさせた。
日本は前半をビハインドで折り返す苦しい試合展開となってしまったが、第3クォーター以降は修正に成功。攻守ともに精度を上げて、一時は10点差を追いかける展開から30点以上も突き放す快勝へと流れを大きく変えた。
その最終クォーターの残り3分を切った場面では、アジアカップに向けて追加招集された富樫がさすがの神パスを見せた。リバウンドを回収したホーキンソンからパスを受けた背番号2は、相手の守備の仕方を見ながらドリブルで運ぶと、相手2人が自らに釘づけになったことを見逃さなかった。
サイドの金近廉のチラッと見た後にスペースを見極め、中央を抜けたホーキンソンにパスを出したことで、シリア守備陣を完全に出し抜くことに成功。プレゼントパスを受けた大型センターは、フローターシュートで冷静にチャンスを決めきった。
阿吽の呼吸から生まれた華麗な得点はSNSでも話題を集め、ファンからは「富樫うますぎ」「富樫とホーキンソンの相性が良すぎる」「ホーキンソンと富樫、息ぴったり」「富樫が出てるとホーキンソンもやりやすそうに見える」「やっぱ富樫のゲームメイクは安定」「やっぱ別格」など富樫に賞賛の声が集まった。
富樫は12分45秒のプレータイムだったが、3Pが5本中3本成功で2アシストと貫禄のプレー。コンディションと連携のさらなるアップが見込まれる8月8日のイラン戦(リーグフェーズ2節)では、さらなる活躍が期待できそうだ。
(ABEMA/FIBAアジアカップ2025)


