【MLB】ドジャース 4ー5 ブルージェイズ(8月10日・日本時間11日/ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手が「1番DH」で先発出場。初回の第1打席で同点となる今季41号の先頭打者本塁打を放つなど、4打数2安打1本塁打1打点、2試合連続本塁打、3試合連続のマルチヒットをマークした。
8月に入り、大谷のバットが再び勢いを増している。現地時間6日のカージナルス戦で39号、前日9日のブルージェイズ戦で40号を放ち、この日の第1打席ではブルージェイズ先発のハイネマンから今季11本目、通算22本目の先頭打者本塁打。やや泳ぎながらも打球速度106.3マイル(約171.1キロ)、飛距離400フィート(約121.92メートル)、打球角度25度という驚異の打球にスタジアムは歓喜した。この一発でシュワバー(フィリーズ)に並び、ナ・リーグ本塁打王争いトップタイに立っている。
2回の第2打席は走者二塁、一塁が空いていたとはいえまさかの申告敬遠。序盤での敬遠劇にスタンドは異様な雰囲気に包まれたが、それだけ警戒されている証と言えるだろう。第3打席は見逃し三振に倒れたが、第4打席ではセンター前に落ちるヒット。マルチヒットは3戦連続で、8月はすべての試合でヒットを放つなど今季最長の9戦連続安打とバットは絶好調だ。また、第4打席の出塁後には今季17個目の盗塁もマーク。昨季達成した「50‐50」ペースには及ばないが、「50‐30」は十分射程圏に捉えている。第5打席はこの日2つ目の申告敬遠。9回の第6打席は1死満塁と一打逆転の場面だったが空振り三振に倒れた。
チームは初回、先発のグラスナウが先制を許すもその裏、大谷の先頭打者弾で同点に追いつき、さらに4番フリーマンの本塁打で逆転。投手陣はグラスナウが4四球を与えながらも5回2/3を投げて8奪三振2失点の粘投。以降は小刻みな継投で逃げ切りを図るが、8回表に5番手のトライネンがゲレーロJr.、バーガーに連続本塁打を浴びて逆転を許す。ドジャースはその裏、フリーマンが押し出し四球を選んで同点に追いつくも9回表にクレメントに勝ち越しソロを浴びて逆転負け。それでもナ・リーグ西地区首位の座をがっちりとキープしている。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)


