参院選惨敗を受け、石破茂総理は自民党総裁を続投する意思を表明しているが、党内では“石破おろし”の動きが起きている。そんな中、援軍として現れたのが、鈴木宗男参院議員だ。
鈴木氏は3度のがん手術から生還した経験を持つ。また収賄の罪で服役し、公民権が停止しても復帰。国会で議員辞職勧告されても無視。ロシアへの無断訪問で、維新から除名処分を受けても、「あなたの100倍以上も国益を考えて政治家として動いてきた」と怒りを示した。
そして今回、23年ぶりに自民党に復党し、“最後の挑戦”として参院選に挑んだ。一時は「落選」の報道が出て、いったん「政界引退」を表明したが、一転して当選を果たした。まさに“不死鳥”のごとく、幾度となくよみがえってきた政治家だ。
そんな鈴木氏は、当選直後から「ただやみくもに石破総理に責任を押し付けるのは、公平ではない。やはり“裏金議員”、不記載に対してのケジメがなってない」と発言。SNSでは「ド正論」「宗男さん、ごもっとも」と賛同の嵐となった。この発言がきっかけになったかのように、「#石破やめるな」がトレンドになり、「石破やめるな」デモまで起きた。
「この選挙で辞めろというのは短絡的すぎて筋が通らない」
