互いに順位戦A級に所属し、数々の名勝負を繰り広げてきた両者だが、ここでも高難度の戦いへと発展。ここでも佐藤九段が主導権を握り、リードを広げていくこととなった。しかし、永瀬九段が諦めることはない。一瞬の隙を突いて△7八角と深く切り込むと、チーム永瀬の控室では、羽生善治九段(54)が「おお~!」、佐々木勇気八段(31)も「素晴らしい!こういう手が“逆転を生む一着”ですからね」とモニターに向かって拍手を送っていた。
これに、解説の聞き手を務めた伊藤女流四段も「うわっ!すごい手が…」と大興奮。「なんだ?これは…なんですか?」と混乱していた。
しかし、チーム永瀬控室の見立て通り、△7八角から息を吹き返した永瀬九段が大逆転勝利。圧巻の勝ちっぷりに、視聴者からは「すげーなんじゃこりゃ」「もう一回リプレイみたいんだけど」「これはすごい・・」「永瀬先生さすがです」「聡太が乗り移ってた」「やっぱ永瀬つえーわ」「キレッキレだったな最後」「勝負手ってほんとなんだな」「フィッシャーだとこれがあるんだよな」「どこがアカンかったん?」と多くのコメントが押し寄せていた。
◆ABEMAトーナメント2025 第1、2回が個人戦、第3回から団体戦になり今回が8回目の開催。ドラフト会議にリーダー棋士7人が参加し、2人ずつを指名、3人1組のチームを作る。残り1チームは指名漏れした棋士が3つに分かれたトーナメントを実施し、勝ち抜いた3人が「エントリーチーム」として参加、全8チームで行われる。予選は4チームずつ2リーグに分かれ、上位2チームが本戦トーナメントに進出する。試合は全て5本先取の9本勝負で行われ、対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。
(ABEMA/将棋チャンネルより)


