遅れてやってきたよしきは、朝子がその場に倒れこむのを目撃して、「お前、何してん！」とヒカルを問いただした。ヒカルに「（正体が）バレそうになったから、つい……」と返されて、よしきは、「お前……こ、殺そうと……。こんな、人の命やん。こんな……」とショックを示した。しかし、ヒカルは、「死んどるのと生きとるので、そんなに違うん？生きとる方が大切なん？俺には命ないけど」と語り、よしきが呆然としている理由が理解できない様子だった。
噛み合わないよしきとヒカルのやりとりが、「感覚がちゃうやん」「こわいこわい」「根本的に価値観が合ってない」「常識が違うんだ……」と視聴者に衝撃を与えた。
「光が死んだ夏」は、累計発行部数350万部を突破したモクモクれん氏による人気漫画が原作。男子高校生のよしきと、その親友である「光」の姿をした“ナニカ”をめぐる青春ホラーだ。
第6話「朝子」
【あらすじ】
合唱大会の本番が近づく中、練習の息抜きがてら、巻、朝子、結希の3人ととともにヒカルの家に泊まることになったよしき。花火に感動するヒカルの姿は微笑ましく、楽しい時間が過ぎていった。だが、密かにヒカルとふたりきりになる機会をうかがっていた朝子が、ついにそのときを迎えて切り出す。「あなたは一体、誰ですか？」と……。
(C)モクモクれん／KADOKAWA・「光が死んだ夏」製作委員会
「光が死んだ夏」原作漫画
