【MLB】エンゼルス7-6ドジャース(8月12日・日本時間8月13日)
8月12日(日本時間8月13日)に行われたロサンゼルス・エンゼルス対ロサンゼルス・ドジャースの一戦で、ドジャース・大谷翔平が放った“不運な一打”が話題となっている。
6回表・ドジャースの攻撃、無死一、二塁と勝ち越しの好機で打席に立った1番・大谷は、エンゼルスの4番手左腕ブロック・バークに対し、ボール球には手を出さず、真ん中付近の好球に絞って積極的に打ちに行くもファウル2つでカウント2-2となるも、5球目、外角遠いところへと投じられた156km/hの速球にバットを出し、上手く右手1本でセンター方向へと弾き返し、バークの頭上を越える低い弾道のライナーに。
通常のシフトであればそのままセンター前へと抜けるものの、エンゼルス野手陣は大谷用に右寄りのシフトを布いていたため、二塁付近で守るショートのザック・ネトの正面に。これをネトがダイレクトでキャッチしてまず1死、その流れで自ら二塁ベースを踏んで2死、そして、素早く一塁へと送球して3死。いわゆる“大谷シフト”ゆえにヒットとならず、二塁走者のミゲル・ロハスも、一塁走者のダルトン・ラッシングもまったく帰塁が間に合わないという、なんともアンラッキーな形でのトリプルプレーとなった。大谷の“不運な一打”によって発生した“さらに不運なトリプルプレー”にファンからは「なんと!」「こんなことある?」「ウソだろw」「鳥肌たった」「ラッシング大丈夫か?」といった様々な反響が巻き起こることに。
なお、2023年からMLBでは極端なシフトでの守備を禁止する形となったため、以前のように“一二塁間に野手3人”といったシフトは行えなくなったが、それでも今回の大谷シフトのように、大枠で「右寄り」「左寄り」といった形でのシフトは可能。それを逆手に取る形でシフトの穴を突く打球を意図的に放つ打者もいるが、今回に限っていえば、両軍の明暗をハッキリと分ける形となった。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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