【MLB】エンゼルス6-5ドジャース(8月13日・日本時間8月14日))
8月13日(日本時間8月14日)に行われたロサンゼルス・エンゼルス対ロサンゼルス・ドジャースの一戦で、ドジャース・大谷翔平が、切れ味鋭いスプリットで空振り三振を奪った場面が話題となっている。
5-2、ドジャース3点のリードで迎えた5回裏・エンゼルスの攻撃。この回先頭で打席に入った7番のルイス・レンヒーフォに対して大谷は、初球、真ん中内寄り、やや低めのところへと投じた149km/hのカットボールで見逃しを誘ってファーストストライクを奪うと、続く2球目は、外角やや遠いところへとわずかに外した141km/hのスプリットでファウルを打たせ、カウント0-2と追い込むことに。そして3球目、外角高めのボール球、158km/hの剛速球を1つ見せた後で投じた4球目、大谷は真ん中高めいっぱいのところへと投じた140km/hのスライダーで勝負に行くもこれをレンヒーフォも懸命に打ちにに行き、ファウルに。迎えたカウント1-2からの5球目、大谷が投じたのは、この日は投げていなかった“伝家の宝刀”146km/hのスプリット。
これが外角低めいっぱいから、大きく逃げていき、レンヒーフォのバットは空を切ることとなった。それまで1球も投げていなかった変化量の多いスプリットを、あえてこの場面で投じ、見事、レンヒーフォから三振を奪った大谷にファンからは「ここで使うのか!」「これは魔球」「エグい軌道」「打てるわけない」「こんなの見えない」「今日は速球とスプリット以外の変化球を試してる?」といった様々な反響が巻き起こることに。
なお、この日の大谷は、4回1/3・80球を投げて被安打5、被本塁打1、奪三振7、4失点となった大谷。球数はやや多くなる場面は見られたものの、それでいて与四死球0と、無駄な走者を出すことなく、キッチリとまとめる投球を披露することに。現在のところ今季はまだ勝ち負けがついていないものの、これからシーズン終盤に向かい、徐々に重要な場面での登板が増えそうな気配だけに、今後もその順調な調整に期待したいところだ。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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