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【映像】インを一閃→挙動が乱れる→間一髪接触回避で豪快パス
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スーパーフォーミュラ】第8戦(決勝・8月10日/スポーツランドSUGO)

【映像】インを一閃→挙動が乱れる→間一髪接触回避で豪快パス

 昨年のスーパーフォーミュラチャンピオンである坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)と福住仁嶺(Kids com Team KCMG)が、表彰台をかけた熾烈なバトルを繰り広げ、両者のクリーンな攻防が反響を集めた。

 福住は、第8戦を通して好調な走りを見せ、予選5番手スタートから36周目に阪口晴南(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)をオーバーテイクすると4番手に浮上。そのまま3番手の坪井を追い続け、39周目のホームストレートで抜きにかかる。惜しくもオーバーテイクとはならなかったものの、そのまま坪井を執念深く追い続けた。

 そして、レース終盤となった47周目、福住は、馬の背コーナー付近から坪井にプレッシャーをかけ、最終コーナーでインに飛び込んだ。福住は、坪井に比べると残りのOTS(エンジン出力を一時的に上げるシステム)残量が少なく、坪井を抜き切れるかが焦点だったが、坪井のインに飛び込むまでOTSは使わず、横並びになった瞬間にOTSを作動させた。この作戦は見事成功し、福住は坪井を抜き去って、そのまま自身今シーズン初の3位表彰台を獲得した。

 この見事なオーバーテイクに、ABEMA解説でレーシングドライバーの中山雄一は、「福住選手、上手かったのは、1周前に最終コーナーイン側のラインを試してたんですよ。それを次の周しっかり使って抜きに行ったんで、すごい組み立て方ですよね」と福住の巧みな走りを褒め称えた。

 また、ABEMAのコメント欄でも「オーバーテイクあっちい」「ここまでIN入られたら無理だw」「福住すげええええ」「上手いいい」「OTSなしでぬいた!!」「当てない坪井も凄いな」と盛り上がり、福住だけではなくクリーンなバトルをした坪井にも賞賛の声が集まった。(ABEMA『スーパーフォーミュラ2025』/(C)JRP)

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