「コールすれば、チャンピオンです!」と田口。新田は瞬きを繰り返しながら熟考に入り、チップを触っては放し、こめかみに指を添えて、深いため息をついた。対面の岡本は、ただ黙ってボードを見つめている。「一言です。一言でゲームセット」と田口の声にも緊張が混じる。長考の末、ディーラーに「すみません…」と小さく声を漏らす新田。
「ここが新田渓選手にとって、今日一番の山場です!」とさらに実況のテンションが上がる中、新田が下した決断はフォールド。その瞬間、ほぼ手にしていた優勝がスルリと離れていった。田口は「フォールドだぁ!」と叫ぶ。視聴者からは「でかいぞ」「うおおおお」「これはすごい」「ほぼ決まったか」と大きな反響が上がった。
試合後のインタビューで新田は、「一般的に想像するようなブラフコンボ分は、ターンのサイズで落とされ切っちゃっているというのが決め手だった」と振り返り、さらに「してやられた可能性はある」と悔しさをにじませながら語った。
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(ABEMA/「ABEMA POKER INVITATIONAL」より)
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