言われてみれば…意外と身近な「マンションポエム」の魅力に迫る 研究家が語る“隠された秘密”とは 最近では「嫌われ回避」の傾向も

ABEMAヒルズ
(2/3) 記事の先頭へ戻る

マンションポエムに潜む「。」「を」のヒミツとは?

「。」で目立つマンションポエム
拡大する

 大山氏によると、マンションポエムの歴史上の転換点は1997年だったという。消費税が5%に引き上げられ、山一證券が自主廃業するなど日本列島が大きく揺らいだ年である。

「1997年、『センチュリーパークタワー』が隅田川の河口の(中央区)佃にあり、コピーが『中心を住む。』。『住む。』と最後に『。』がつくところが画期的」(大山顕氏、以下同)

 当時の三井不動産が手掛けた「センチュリーパークタワー」(1997年築)。「中心を住む。」という一見、短いコピーだが、のちにマンションポエムの王道となる2つの要素を含んでいる。

 「中心を住む。」の句点を読み上げることはないが、マンションポエムにはあえて句点の「。」が多用されている。

「日本で一番有名な文章でもないのに最後に『。』がつくのは『モーニング娘。』で、奇しくも名前が付けられたのは1997年」「日本語の中に『。』が入ると、購買プロセスの導入部分で気を引くのではないか」

 また「中心を住む。」の助詞にはあえて「を」が付けられていると説明する。

「マンションを買うことはどこに住むかを選ぶこと。『を』はものを対象化する。環境の中に自分が行くのではなく、街を対象物にして自分のコントロール下に置く」

 住む場所を「自分が選びとる」というニュアンスを出すために、助詞の「を」を使うのだという。

マンションポエムの“変化”とは
この記事の写真をみる(3枚)
このまま画像を見る
続きは広告を見た後にご覧いただけます
クリックして広告を見る