マンションポエムの“変化”とは
「マンションポエム」はどのように変化してきたのだろうか。大山氏は以下のように語る。
「20年、広告を集めていて期待していたことの1つは、東日本大震災でポエムが変わるのではないかということ。要するに、“免震ポエム”的なものになるのではないかと思ったが、全く変わらなかった。コロナでも全く変わらなかった。歴史的にも遡って調べていくと、バブルもあまり影響していない。驚くほどマンションポエムはこの20年くらい変わっていない」(大山顕氏、以下同)
変わらない理由については…。
「我々が何を理想の住宅と思うかという、住宅観の変わらなさを反映している。都心になるべく近いが、緑が身近にあるという相反する2つのものを手に入れたいということは、実は戦後からずっと変わっていない」
しかし、大山氏によると、一部に変化もあるという。
「日本一、感じのよいタワマンへ。」(パークシティ武蔵小山ザタワー/三井不動産レジデンシャル/2019年築)や「#日本のタワーはやさしい。」(Brillia Tower 聖蹟桜ケ丘 BLOOMING RESIDENCE/東京建物/2022年築)といったように、地元との共生を感じさせる「やさしさ」系ポエムも登場している。
(『ABEMAヒルズ』より)
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