■若者世代からも相談増加 内容も多様化
累計発行部数77万部を突破した『今さら聞けないお金の超基本』の著書、坂本綾子氏は「若い人は給料が上がらないため、『自分で勉強したい』という欲求を持っている」と考察する。
そして、20年のFP経験から「よくFPは『人生には“ため時”が3回ある』と言う。『結婚するまで』『子どもが生まれるまで』『子どもが自立してから老後まで』だ。これまでの世代は、出産などでの支出増を“給与賃金カーブ”で補えたが、今後はキャリアアップの意識が重要だ。無駄遣いしないように管理しながら使うのが良い」とアドバイスする。
株式会社メヴィリエ代表の高田彩香氏は、20代女性など若い人々からの相談を数多く受けている。「美容整形には、若いうちにやりたい需要がある。しかし、金利が高い医療ローンを組む人が多く、『どうやって返すか』と悩む人が多い」。
美容系の医療ローンは「クリニックの提携先などと契約し、相談者の平均は9〜15%」になるといい、「家賃と生活費でキツく、NISAの積立投資もできないレベルだ。『そこからどう捻出するか』から始める。整形後の返済や結婚・出産まで、しっかり見通しを立てる。どうしても難しい場合には、『年収を上げよう』となる」と話す。
■FPの選び方は
