今回、フィリピン人脈が広い元暴力団幹部に接触し見立てを聞いた。日本でヒットマンに依頼をした際の相場について尋ねると「3~4000万かかる。処理までしてもらうとなれば」と答えて、「(首謀者は)長いこと金づるにされとったんじゃないか。恨みがなかったらこんなことにはならない」と続けた。約2300万円の依頼金については「そのくらいのお金をかけても殺したいと思われる人。邪魔に思ってる人がおったんだと思う。依頼した2000万円前後のお金を上回るようなお金が動いているか」とした。
元幹部は暴力団同士の抗争や縄張り争いとは違う金銭上のトラブルで、一方的に被害者を殺害することで解決させようとした可能性も考えられるという。「トラブルといっても嫌な態度を(表に)出せない。結局、最後は殺してしまうしかないところに行きついた」と推測した。
前金2万6000円の額については「(フィリピンは)大卒の初任給が5~6万円の国だから、貧しく育つ人も多い。(頭金の)約2万円は結構遊べるイメージになるのだろう」と説明。
「フィリピンはお金を払えば刑務所から出てこられる」
