首謀者が被害者らのマニラ行きを把握し、ガイドを接触させた方法については「急の急に空港ついて『ガイドよろしく』にはならない。何かしらの利害関係はあったんで『先に遊んどって』というので行かせて、『自分が普段使っているガイドがプラカードで空港待ちしてるから、自分も後で行くわ』と。行く前に殺されてしまえば、首謀者もアリバイが立つ」と語った。
元幹部の見立てでは、首謀者と被害者2人は殺害にいたるほどの金銭トラブルを抱えており、表面上はそれをあらわにしない交際を続けており、マニラ行きを首謀者が提案した可能性も推測できるという。
しかし殺人は重罪。フィリピンでは死刑は廃止されているが、終身刑の可能性もある。逮捕、懲役のリスクをどうやって説得したのか。「お金を払えば(刑務所から)出てこられるんで『あとは任せとけ』みたいな。強盗殺人で片づけといて、何百万円か(賄賂を)積んで減刑してもらうとか、話が進んでたのではないか」と推察した。
元暴力団幹部によれば、フィリピンでは警察に賄賂を渡せば捜査を打ち切りにすることや出所させてもらえるケースがあるという。
「日本で殺すよりかはバレない」
