マニラを訪れる際に、気をつけておくことは何か。「殺人がいくら減ったと言っても、強盗事件も十分凶悪だ。万が一、不幸にもそういう場面に遭遇してしまった場合は、絶対に逆らわないことが第一だ。殺されることはないというものの、犯人側は本物の拳銃を持っている可能性が高い。逆らったり逃げ出したりすると撃たれる可能性が高まる。日本大使館も言っているが、絶対に逆らわない。お金を出して済むことなら、それで終わらせる」「ホテルにいったん入ってから、遊びに行く場合には、パスポートなどの原本はホテルに置き、持ち歩くのはコピーにするといった自衛策は必要だ」。
移動手段については「都市部では配車アプリで呼び出すのが一般的になっている。できれば現地では配車アプリで、ちゃんと登録されたドライバーが運転するタクシーを利用してほしい。ただ、現地で使えるスマホがないと難しいため、ない場合にはホテルや空港などできちんと客待ちをしているタクシーを利用する。流しのタクシーは、なるべく避けた方がいい」とアドバイスする。
現地の通貨事情は「ほとんどが現金決済だが、最近は電子マネーも増えている。携帯電話をかざして決済できる方法も増えてはいるが、一番多いのは現金決済だ」という。
ここまで危険性について触れてきたが、反対にフィリピンの良さもある。「まずは人間が明るくて陽気で、親切にしてくれる。だからといって油断は禁物だが、明るい人柄がある。冬がなく、暑すぎる面もあるが、暖かい国で、特にお年を召した方には良い環境だ」と説明した。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
この記事の画像一覧
