上位に名を連ねる作品に迫る勢いを見せている中で注目したいのが、今週さらに評価を上げてきた『青春ブタ野郎はサンタクロースの夢を見ない』。2018年にTVシリーズが放送されたのち、劇場版3作が制作され、今クールのTVシリーズ放送につながっているという、長きにわたり人気を集めるタイトルだ。
これら高評価の作品で、特筆すべき要素が1つある。それは『着せ恋』『薫る花は凛と咲く』『青ブタ』のアニメーション制作が、すべてCloverWorksという点だ。ちなみにこの3作品は、国内では連続した枠で放送されており(一部局除く)、作品を跨いでのコラボ施策を行うなどでも話題を集めている。
CloverWorksはアニプレックスの子会社で、これまでに『PERSONA5 the Animation』『明日ちゃんのセーラー服』『ぼっち・ざ・ろっく!』などの話題作を手がけてきた。コンスタントに評価の高い作品を世に送り出してきたCloverWorksが、さらに名を上げる結果となってきているのも、今クールでの海外の評価の特徴と言えるだろう。
なおCloverWorksは10月放送開始の『SPY×FAMILY』3期でも制作を担当(WIT STUDIOと共同制作)しており、そちらでも高いクオリティが期待できる。
『光が死んだ夏』の躍進やCloverWorks作品の高評価など、注目ポイントの多かった海外の評価。『ダンダダン』『光が死んだ夏』が磐石の地位を固めるのか、さらなる変動があるのか、来週以降の動向からも目が離せない状況だ。
(C)2024 鴨志田 一/KADOKAWA/青ブタ Project
(C)龍幸伸/集英社・ダンダダン製作委員会
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(C)福田晋一/SQUARE ENIX・アニメ「着せ恋」製作委員会
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