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【映像】激走→“勢い余って”ゲート破壊の瞬間
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WRC 世界ラリー選手権】第10戦 ラリー・パラグアイ(デイ2/8月30日)

【映像】激走→“勢い余って”ゲート破壊の瞬間

 WRC(世界ラリー選手権)の第10戦がパラグアイで日本時間9月1日まで開催。日本人期待の勝田貴元が、ステージ最後にコース上の構造物を破壊するほどダイナミックな攻めの走りを見せた。

 トヨタチーム(TGR-WRT)は前戦フィンランドで今季8勝目をマークし、マニュファクチャラーポイント2位のヒョンデとの差を87ポイントまで広げた。また、同大会では1位から5位までをトヨタが独占するという歴史的快挙も収めたが、日本人ドライバーの勝田貴元はそのなかで見事2位表彰台を獲得している。今回のパラグアイはWRC初開催の地。どのドライバーも初参戦のイコールコンディションで勝田の活躍が期待されたが、初日デイ1のSS1でいきなりタイヤをパンクさせ、SS7では走行不能となりデイリタイア。出鼻を挫かれる形でのスタートとなった。

 迎えたデイ2、朝一番のステージSS9では一番手の走行で、コース上の砂をかき分ける役となってしまった勝田だが、逆境に負けじとプッシュ。初日の結果をリカバリーすべく、コーナーのたびに派手めにマシンを振り回し、土煙をあげながらアグレッシブに加速していく。

 そして最終コーナーを立ち上がってフィニッシュしたシーンでは、フィニッシュラインに掲げられたゲートに、勢い余ってマシンのリアウイングを引っ掛けてしまった。思わず放送席からも「おお!」という声が漏れてしまうほど迫力のある光景であった。視聴者からは、「ゴールゲートが」「あ、壊したw」「大サービス」「ペナルティ?」「元気」「スタッフー」などと、勝田のダイナミックな走りにさまざまなコメントが並んだ。

 勝田は初日のトラブルが響き総合16位でフィニッシュしたが、日本時間1日の最終パワーステージでは5位の力走で貴重なポイントを稼いだ。(ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2025』/(C)WRC)

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