【写真・画像】「負けると思ってやった。問題提起したかった」手書きを強要され体の痛みや精神的苦痛…弁護士が裁判を起こした理由 1枚目
【映像】国を訴えた男性の証言
この記事の写真をみる(2枚)

 2022年に司法試験に合格し、司法修習生として地方の地裁で実務研修をしていた現在弁護士の男性。その際「手書き」を強要されて首から右腕にかけての痛み、さらに精神的苦痛を受けたとして、およそ140万円の損害賠償を求めて国を提訴した。

【映像】国を訴えた男性の証言

「大量の手書きを指示されて精神的苦痛を受けた。手書きに合理性はなく、職業選択の自由を保障する憲法に違反している可能性がある。最高裁まで戦いました」(弁護士の男性)

 男性によれば、弁護士業務のほとんどがパソコンで行われている現状を踏まえ、手書きの強要は合理性がないと主張。1審、2審とも「過度の負担を課すものとまでは言えない」として控訴を棄却(2024年10月)。さらに男性は上告したが、8月13日付で最高裁は棄却。男性の請求を退けた高裁の判決が確定した。

裁判を起こした弁護士の男性に直接話を聞いた
この記事の写真をみる(2枚)