【映像】ワイパーに“異変”も爆走→“驚速タイム”(実際の様子)
WRC(世界ラリー選手権)の第10戦が日本時間9月1日までパラグアイで行われ、ヒョンデのオィット・タナックが暫定トップタイムをマークした勇猛果敢な走りが話題となっている。
パラグアイはWRC初開催ということもあって、どのドライバーも慎重に走りがちだが、ベテランのタナックはまるでこのコースを知ってるかのようにギリギリを攻めていく。第8戦エストニアでポイントランキングトップとなったが、前戦フィンランドではトヨタ勢に追い抜かれて総合4位にまで落ちており、タナックも期する思いがあったのだろう。
SS9「カルメン・デル・パラーナ」は、森林地帯を抜けるとステージ終盤は草原が広がっている。ここまで中間計測タイムは暫定トップのセバスチャン・オジエ(トヨタ)に差をつけられていたが、このエリアでのタナックは、まるでスピンやコースアウトを気にしていないかのような豪快なドライビングでさらに加速度を増していく。
しかし、土煙をあげながら力強く駆け抜けていくタナックのマシン、ヒョンデ i20 N ラリー1をよく見ると何か違和感がある。マシンに再接近した映像で判明したのは、ワイパーが2本ともウィンドウの外にはみ出して止まっていることだった。
次のページ
