昨期の終わりには「もうこれでMリーグ(で戦うの)は最後かもしれない」と思って試合に臨んでいました。今回は今まで以上に結果がすべてだと思っています。「前より良くなったね」という話では済まされない。新しいチームの目標としては、まず雰囲気が変わると思います。下石さんと東城さんは華のある2人なので、中心になっていくでしょう。新しいチームも応援してもらえるように、まずは結果を残したいです。
―デビュー当時は「高い手をファンに見せたい」と語っていたが、スタイルは変化してきた。
そうですね。今は「プロとして打つべきところを打つ」ことを大事にしています。1000点の仕掛けが大事な場面なら、必ず仕掛けたい。欲張る部分は残しつつも、もっと現実的な選択をしていくつもりです。
―自分の麻雀の長所、逆に伸びしろは。
先輩のMリーガーとの間には何十年ものキャリアの差があります。ファンの方も「この選手にはこんな麻雀を打ってほしい」という期待を持っていると思います。たとえば黒沢咲(TEAM雷電・連盟)さんには「高打点を作って、リーチする姿を見たい」という期待がありますよね。
私にはそういう固定イメージがない分、何でもできるし何にでも変われる。いろいろ試せるし、変化していける強みがあります。「こんなことをするんだ」という意外性も見せたいし、相手に「高い手だ」と思わせられるなら、それを利用したいです。
―今年の目標勝数は。
これまで「1勝」「2勝」と積み重ねてきたので、今年は「3勝」と言わず「5勝」したいですね。昨年はラスが多すぎたので、まずはラスを減らすこと。無理な勝負は避けつつ、しっかり勝ち星を積み重ねたいです。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チーム、2025-26シーズンから全10チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各120試合(全300試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は7000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)



