【MLB】オリオールズ 2xー1 ドジャース(9月5日・日本時間6日/ボルチモア)
ドジャースの大谷翔平投手が、先発予定だったグラスノー投手に代わってオリオールズ戦に登板。4回にはラッシング捕手とのやりとりについて苛立ちを見せる場面があった。
急遽の先発登板となったにもかかわらず、「1番・DH」で二刀流出場となったこの日の大谷は最速161キロの直球を主体とした投球でオリオールズ打線を3回無失点に抑えるナイスピッチングを披露。前回登板に続いての2勝目の期待もかかったが、4回に思わぬ苦戦を強いられることに。
この回の先頭打者である4番のマウントキャッスル内野手に初球を打たれて三塁線スレスレを転がる当たりとなり、結果は二塁打。無死二塁というピンチで続くカウザー外野手を迎えたが、3球目の内角低めに落ちるカーブを捕手のラッシングが取れずに結果は暴投に。この間にランナーは三塁へと進み先取点を奪われるピンチとなった。
解説の館山昌平氏は、このシーンについて「大谷選手はだいぶイラついていますね。昨日の試合でもスネルのボールをストップできていなかった。ブロッキングは今後成長していかないといけない」と指摘している。
このラッシングの拙い捕球にイラついたのか、大谷は無死三塁から再開してからの4球目からは162キロを計測。すると館山氏は「怒りましたね。ワイルドピッチを自分で取りに行って『勘弁してくれよ』と。自分からサインを出すようになりましたね」とここで大谷にスイッチが入ったと推測した。その後も163キロのストレートを投じるなど、カウザーを力でねじ伏せた。
その後も大谷は声を出しながら投げていて、まるで怒りをぶつけるかのようなピッチング。ただ、この闘志あふれる投球が功を奏したのか、続くリベラ内野手も空振り三振に打ち取り、ここでバンダ投手にマウンドを譲った。
珍しい怒りの様子を見せた大谷に対し視聴者は「気迫満点」「精神力で乗り切った」「ラッシング、ボールは前に弾けよ」など、大谷の精神力の強さ、ラッシングへの嘆きなどが見られた。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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