昨期の個人スコアは30位(▲243.0)と苦戦を強いられたKONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まり(連盟)。自身で振り返りを行ったところ「自分の選択の基準が『木を見て森を見ず』だった。目先のことに囚われた部分がある」と反省したという。その上で今期の目標を聞くと「森を忘れない」。どんと大きく構えて結果を出し、ファンに極上の笑顔を届ける。
―まずは昨期の振り返りを。個人としては30位(▲243.0)となかなか調子が上がらなかった。
やっぱりトップが少なかったことが大きいと思います。例年に比べてトップ争いをできる半荘というのも少なかったかな。個人的に細かいところで言えば、自分の選択の基準が「木を見て森を見ず」みたいな感じになってしまったと思うので、そのあたりが改善のポイントなのかなと感じています。
―全体を見渡して打てたら良かったという感じか。
そうですね。目先のことに囚われた部分があると思います。半荘を通してトップを見るとか、全体の状況を踏まえたら、もっと違った選択ができたんじゃないかというところが目立ちました。
―打ち方がブレて定まらないままという感じだったのか。
ブレたというよりは、自分の中で本来だったら2、3番目に考えるべき項目を、最優先して考えてしまっていたという感じですね。
―チームは滝沢和典さん(連盟)が選手兼監督になった。
話を聞いた時「いいじゃん、いいじゃん」と思いました。合っているというか。最初はちょっとした世間話の中で、「うちも監督どうですか」みたいな感じで始まったんですけど、でも実際に決まってみると「すごくいいんじゃないかな」と思えました。本人に聞いたわけではないのでわからないけれど、滝沢さんは一生懸命考えて、その上で引き受けてくれたと思います。感謝しています。
滝沢さんは客観的に判断する力があると思います。それは雀力的にもそうですし、人間性的にも、いい監督の要素として挙げられるようなものを、自然と身につけている。ただその分、いろいろ検討とかもしてくれるでしょうし、その点の負担はかかっちゃうと思いますけど、私としてはすごく心強いですね。
新シーズン、気になる点は



