クマが市街地に出没し人的被害が相次ぐなか「クマ保険」が登場した。市街地でクマを駆除する際に発砲が原因で建物や車を破損した場合、自治体が所有者に弁済する必要がある。

 東京海上日動火災保険、火災・企業新種業務部の柳川輝ユニットリーダーは「自治体が損失補償を行うことになった場合の費用を3000万円を限度に支払う」と説明。クマ保険(緊急銃猟時補償費用保険)は初年度の保険料はクマの目撃件数などによって異なるが、およそ3万円から10万円で、柳川氏は「すでに全国の100を超える自治体から加入の意向をいただいている。緊急銃猟に伴う金銭的リスクを軽減することができる」と語った。

9月1日に施行された「改正鳥獣保護管理法」
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