Instagramの“なりすましDM”が急増中
最新の調査では不正ログイン、“乗っ取り”の相談件数が過去最多を更新した。特に増加しているのが、InstagramのなりすましDMによる乗っ取り被害。知り合いになりすました攻撃者からDMが届き、やりとりで電話番号を教えてしまう。そして、SMSで届いた認証コードを教えてしまい、不正ログインされてパスワードを変更されるという手口だ。
“なりすましや乗っ取り”の相談を受けることも多いという成蹊大学の高橋暁子氏によると、狙われるアカウントの傾向は、かつては芸能人や大企業だったが、最近は地方のテレビ局アナウンサーや地方の議員、地域の神社や警察署が狙われるという。理由はいくつかある中で、「フォロワーが多すぎず、なりすましやすい」がポイントとのこと。
今後、SNSを利用する上で気をつけたいポイントを森井氏は、乗っ取り・なりすましに遭わないために「ネットの社会は、“自分のことは自分で守る”欧米型。日本はその意識が欧米と比べて弱いので、セキュリティ意識の向上を」と話す。
高橋氏は、万が一乗っ取られてしまったときは「運営会社へ自分が通報しただけでは停止処分に追い込むことが難しい。周囲にも伝えて、その人たちからも通報してくれるように促すことが大事」だとコメントしている。(『ABEMAヒルズ』より)
この記事の画像一覧
