子どもから大人まで“楽しく遊べる本”
【映像】話題の本の問題内容
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 子どもから大人まで“楽しく遊べる本”が話題を集めており、ニュース番組『ABEMAヒルズ』のスタジオでは、2冊の本が紹介された。

【映像】話題の本の問題内容

 1冊目は、『小学生からチャレンジ えんぴつ1本ですごい変な文章を見抜いてまじまじと国語力を見せつける本』だ。毎日新聞校閲センターの記者が監修しており、文章に隠された誤字、慣用句や事実関係などの誤りを探す「日本語の間違い探し」の本となっている。

 この本の企画部の方に話を聞いた。「この本の担当編集者は去年まで毎日新聞の記者でした。人気が『過熱する』と書くべきところを『加熱する』としてしまうなどして、校閲記者に朱を多々入れられていました。文字になると人はつい正しいものと信じがちです。しかし、文字は人をだまします。そこで、この作業を本にしたらおもしろいのではと考え、企画しました」とコメントしている。

 2冊目に紹介されたのは『5教科の力がつく 天才!!ヒマつぶしドリル ちょいムズ』だ。ドリルなのに多くの子どもたちが夢中に。パズル形式や迷路形式の問題を遊びながら解いているうちに、自然と勉強になってしまう本となっている。

 この本の広報担当者は「著者の田邉亨先生は、りんご塾という塾を開いていて、9年連続算数オリンピックの金メダリストを輩出している異色の塾で教材を見せてもらったところ、いろいろなパズルや迷路を解きながら知識も身につくところがとても面白いと思い、商品化したいと思いました。子どもが自分から読みたくなるドリルを目指しました」と話している。

 スタジオで1冊目に紹介した本の問題に挑戦した徳永有美キャスターは、「校閲を超えている。思ったよりめちゃくちゃ難しい」と感想を述べ、コメンテーターでノンフィクションライターの石戸諭氏は「新聞社はめちゃくちゃ細かく見ているということをわかってほしい」とコメントしている。(『ABEMAヒルズ』より)

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