【MLB】ドジャース 9ー0 ロッキーズ(9月10日・日本時間11日/ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手がロッキーズ戦に「1番・DH」でスタメン出場。第5打席で打撃妨害を受けながらも、見せたのは自らのアピールではなく捕手への気遣い。その振る舞いに放送席も思わず感心の声を上げた。
4-0とリードした8回、1死一、二塁の場面で大谷はフルカウントからの7球目をスイング。打球はレフト方向への飛球となったが、バットがキャッチャーミットに当たっており、判定は打撃妨害。大谷は一塁へ出塁し、ドジャースは満塁のチャンスを迎えた。直後の満塁の場面では、続くベッツがこの日5打数4安打1本塁打となる満塁弾を放ち、試合を決定づけた。しかし攻撃が終わった9回になっても話題は大谷の打撃妨害シーンだった。
元メジャーリーガーで解説を務めた五十嵐亮太氏は、イニング明けに改めて言及し「普通バッターは当たったとアピールするが、大谷選手は当たった瞬間“あ!ごめん、大丈夫?”みたいな。あれ、すごくない?」と絶賛。さらに「自分が打ち損じたときなら“今のは当たった!”ってアピールするのが普通。(自分なら)がっつりアピールする。でも大谷選手は“ごめん!”と気遣った。ふとした時に人って本性が出る」と笑いを交えて語った。田中大貴アナウンサーも「キャッチャーのことを心配してましたよね」と同意。解説・実況陣がそろって大谷の人柄の良さにうなずいた。
中継の視聴者からも「大谷いい人ー」「優しき男大谷サン」「大谷、人良過ぎ」といったコメントが相次ぎ、プレー外で垣間見せた振る舞いにも称賛が集まった。打撃妨害というシーンが、大谷の人間性を改めて浮き彫りにするものとなった。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
この記事の画像一覧

