遺族は、沙也香さんへの過失運転致死罪に加え、日七未ちゃんに対する過失運転致傷罪も含めるよう求め、オンライン署名を始めた。約11万2000筆を名古屋地検に提出し、検察側は追加捜査する方針を明らかにした。
被害があった側が動かねば何も動かない。ここにも不条理だらけの現実があった。友太さんは「こちらがここまで声を上げなければ、起訴もされず、検討されず終わっていた。『最初から動いて』と思う気持ちはある。今後も全力でやっていただきたい」と訴えた。そして夫婦と子どもを描いた絵を紹介する。「3人揃うことができなかった。こんなことがなかったら、こういう風になっていたんだろうな……。こんな未来を迎えたかった。3人で過ごしたかった」。
全身傷だらけで亡くなった沙也香さんだったが、1カ所だけ外傷がないところがあった。それは“おなか”だった。「後ろから追突されているので、前に倒れるので、おなかにも何かしら(傷が)あると思うが、とっさにおなかの子を守ってくれたのかなと。それがあったからこそ、娘は命をつなぐことができた」(友太さん)
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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