<大相撲九月場所>◇三日目◇16日◇東京・両国国技館
激しい突き合いの末に、敗れた力士が体を180度捻りながらうつ伏せ状態で土俵下に激しく落下。乾いた音が館内に響いた。ヒヤリとする場面を受け、軍配を上げた行司が心配そうな様子を浮かべた次の瞬間、勝った力士が即座に土俵下へ。「秒で助けに行った」「こういうの素敵」などファンから称賛の声が寄せられる一幕があった。
序二段六十五枚目・琴大河(佐渡ヶ嶽)が序二段六十三枚目・大翔(追手風)を突き出して今場所初白星を挙げた一番は、大翔が土俵下に転落する形で決着。館内にどよめきが起こった。
東方の琴大河に軍配を上げた行司の式守鬼三郎は、軍配を上げながら正面土俵下に転落した大翔の様子を覗き込むように心配そうな様子を浮かべた。そのとき、いち早く危険を察知した琴大河は、すぐさま土俵下へ。すぐに立ち上がれずにいた大翔の上半身に右手をかけて抱え起こそうとすると、大翔が無事、自ら上体を起こした。
その後も琴大河は大翔のまわしに手をかけ、立ち上がるをサポート。土俵に手をつきながら立ち上がった大翔は土俵に右足をかけ、首を気にするように捻りながら土俵の上へ。所定の位置につくと、館内に拍手が起こった。
そんな様子にファンからは「一瞬心配した」「落ち方が悪かった」「大丈夫か?」といった反応が。一方では「秒で助けに行った」「こういうの素敵」「やさしい」「すぐ駆け寄った」など称賛の声も寄せられた。なお敗れた大翔は2敗目を喫した。(ABEMA/大相撲チャンネル)
この記事の画像一覧2025年11月場所 千秋楽
更新日時:2025/11/23 19:08
※ ○=勝ち、●=負け、□=不戦勝、■=不戦敗



