【MLB】ドジャース6ー9フィリーズ(9月16日・日本時間17日/ロサンゼルス)
9月16日(日本時間9月17日)に行われたロサンゼルス・ドジャース対フィラデルフィア・フィリーズの一戦で、ドジャース・大谷翔平が、フィリーズの主砲・ブライス・ハーパーを3球三振に打ち取った場面が話題となっている。
4回表フィリーズの攻撃、1死走者なしの場面で迎えた3番ブライス・ハーパーに対して大谷は、初球、真ん中高めいっぱいへと投じた85.7マイル(約137.92km/h)のスイーパーでファウルを打たせてストライクを先行させると、続く2球目は、内角高めいっぱい、近いところを突く99.8マイル(約160.61km/h)の直球でファウルを打たせ、カウント0-2とハーパーを追い込むことに。そして勝負の3球目、大谷が投じたのは内角低めのボールゾーンへと曲がり落ちる83.2マイル(約133.89km/h)のカーブ。これを豪快に打ちにいったハーパーであったものの、振り出したバットを避けるように変化するその独特な軌道についていくことができず、あえなく空振り三振に倒れることとなった。
“天才”と称されるハーパーをいとも簡単に3球三振に仕留めた大谷の投球に、この日、ABEMAの中継で解説をつとめていた五十嵐亮太氏は「とても組み立ても良かったんですけど、カーブの落差ですよね。この後、(4番ブランドン・マーシュへの)初球のカーブが簡単にストライク取りにいってるので、同じカーブでも投げ分けができてる所ですとか、あとはストライク取る球と空振りを取る球の使い分けができてる。これが今日の安定感に繋がっていると思いますよ。なによりもやっぱ真っ直ぐがいい。平均球速も高い、ゾーンに投げ込めてる、今日もストライク率もやっぱり高いと思いますし。かなり状態がいいです」と称賛した。
なお、この日の大谷は5回・68球を投げて被安打0、奪三振5、与四球1の無失点投球でフィリーズ打線を完全沈黙させる好投。試合は6-9で敗れたものの、“投手・大谷”として、ポストシーズンへの手応えを感じさせる内容となった。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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