男性の育休取得率上昇も“期間”に課題?
【映像】「頭の中では取るべきと思っているが…」育休取得をめぐる街の声
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 厚生労働省の調査によると、2024年度の育休取得率は、女性が前の年から2.5ポイント増え86.6%、男性は10.4ポイント増えて40.5%となり、男性の育休取得率が過去最高となった。しかし、いまだ女性の半分にも及んでいない。

【映像】「頭の中では取るべきと思っているが…」育休取得をめぐる街の声

 実際、男性の育休取得をめぐる状況はどうなのか、街で聞いてみた。

「ここ2~3年は皆、何の問題もなく取得している印象がある」(30代 会社員)

「(夫と)同じ職場だが、男性が育休を取り始めたのはここ5年くらいで、それまでは全然取っていない」(30代 会社員)

 一方で、若い人からはこんな意見も。

「その時の状況によっては(育休を)取りにくいときもあるのかな。頭の中では取るべきと思っているが、実際とは少し違うギャップもあると思う」(20代 大学院生)

 男性の育休の取得率自体は上がってきているが、取得する期間について、若い男性社会人の7割が1カ月以上を希望しているのに対し、実際に育休を取得した人たちの期間は1カ月未満が6割と、希望と現実に差がある実態も見られる。

企業では様々な取り組みが
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