<大相撲九月場所>◇六日目◇19日◇東京・両国国技館
前頭八枚目・宇良(木瀬)が前頭六枚目・阿武剋(阿武松)を掬い投げで下した一番で、決着後に宇良が不思議な行動に出た。その結果、偶然にも“美容院”で見られるワンシーンのようなシルエットになり、ファンからは「最後美容院やん」「お客さんに顔見せてあげたんやな」などツッコミが相次いだ。
立ち合い低い姿勢で当たった宇良。頭をつけて前に出ると、押し返されて後退するも、素早く左に回り込んで豪快な掬い投げを決めた。決着がついた際、阿武剋はぐるりと一回転して土俵の縁に腰掛けるように座る格好に。その背後に立つ宇良は阿武剋の頭を持つように手を添え、まるで鏡越しに会話する“美容院”のようなシルエットになってしまった。宇良は5勝目、阿武剋は3敗目。
取組を受けて、ABEMAで解説を務めた元小結・旭豊の立浪親方は「宇良は左を差せるんですけども(あえて差さなかった)。差すと上手を取られてしまう」と指摘。続けて「抱え込まれて、ここで阿武剋が勝負がつけられるかと思ったんですけれども、タイミングで宇良が投げを打ちました」と説明しつつ、「差さないことが勝因になりました」と分析した。
掬い投げで勝った宇良が観客席に向かって阿武剋の頭に手を添える不思議な光景に、視聴者は大盛況。「お客さん髪型どうします?」「どんなカットにしますか?」「最後美容院やん」「お客さんに顔見せてあげたんやな」「最後の手何ww」とツッコミが殺到したほか、土俵下の絶妙な位置で控えていた前頭五枚目・一山本(放駒)が阿武剋を見つめる光景に「一山本に阿武剋を見せるウラ」「みせられる一山本草」と反応するファンもいた。(ABEMA/大相撲チャンネル)
この記事の画像一覧2025年11月場所 千秋楽
更新日時:2025/11/23 19:08
※ ○=勝ち、●=負け、□=不戦勝、■=不戦敗



