東4局3本場、永井は自風の北が対子、赤が1枚という手。瀬戸熊に打たれた北をポンせず、メンゼンで手を進めてリーチした。待ちは3・6筒で山には2枚。ライバルの手を警戒し、慎重に進めたこの手順が大正解。すぐさま6筒をツモり、リーチ・ツモ・赤・裏ドラの8000点(+900点)で瀬戸熊を逆転した。「リーチしてツモるのが自分の麻雀のスタイル」と試合後に胸を張ったこの一劇が決定打。その後も永井は加点を続け、1人浮きのトップを獲得した。
試合後のインタビューでは「やりました!めちゃめちゃうれしいですよ」と満面の笑み。序盤に逢川へ放銃したことで「目が覚めました」と語り、初アガリとなった親満貫には「めっちゃホッとしましたね、点数を持っていない状況であれをアガれたことで、スッキリしました」とコメント。デビュー戦を迎えるにあたり、チームメイトからは「結果を気にしなくていいから、堂々と打って、負けたとしても落ち込まずに帰ってこい」とアドバイスがあったと明かした。
勤めていた会社を休職し、仲間に支えられて上京した永井。「試合前の応援は本当に力になりました。今日は配牌に恵まれたので、2戦目からが本当の勝負だと思います。引き続き頑張ります、応援よろしくお願いします!」とさらなる健闘を誓い、力強く拳を掲げた。視聴者からは「応援してるぞ!」「ようやった!」「すばらしいね」「次回もトップ!!!」と声援が多数寄せられていた。
各選手の成績Mリーグ 日程
12月8日(月)
12月9日(火)



