【MLB】ドジャース 6ー3 ジャイアンツ(9月19日・日本時間20日/ロサンゼルス)
レジェンドを負け投手にさせられない──。そんな気持ちを感じる一打だった。ドジャースの大谷翔平投手がジャイアンツ戦に「1番・DH」で先発出場すると、第3打席で逆転3ラン。ベンチではこの日がレギュラーシーズン本拠最終登板となったカーショー投手と感動のハグをかわすシーンが見られた。
この日は、プレーオフ進出をかけているだけでなく、ドジャース一筋18年のレジェンドの"ラスト登板"という大事な一戦。カーショーは5回途中、2失点で、場内スタンディングオベーションの中で降板した。ただ、チームはジャイアンツの先発レイ投手をなかなか捕らえられず、1ー2とビハインドを負っていた。
だが5回裏、ドジャースは2死一、二塁のチャンスを作ると、打席には大谷。レイがストレート勝負を挑んでくるなか、大谷はカウント2ー2から投じたられた153キロのストレートを完璧に捕らえた。打球はレフト方向へと伸びていき、速度100.2マイル(約161.2キロ)という高速打球のままスタンドへ到達。飛距離370フィート(約112.7メートル)の大飛球は逆転の3ランとなった。大熱狂のドジャー・スタジアムの中でホームインした大谷は、ベンチに戻るとカーショーとハグをかわす。レジェンドの登板に花を添える一発を打てたことをお互いに喜んでいる様子だった。
あまりにも“エモい”シーンとなった大谷とカーショーが抱き合う光景。これにはファンも「真のヒーロー」「マジでエモい」「最高だ」と大絶賛するコメントが相次いでいた。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
この記事の画像一覧

