<大相撲九月場所>◇七日目◇20日◇東京・両国国技館
リオ五輪の競泳元日本代表の金メダリストが、第66代横綱を“ぶん投げる”まさかの事態にネット騒然。「金メダリストが横綱ぶん投げた!」「すごっww」といった驚きの声に加え、「さすがに受け身が巧い」といった元横綱に対する称賛の声が聞かれた。
前頭六枚目・阿武剋(阿武松)が前頭七枚目・欧勝馬(鳴戸)を上手出し投げで破って4勝目を挙げた一番でのこと。
立ち合い頭から当たった阿武剋だったが、両力士ともにまわしを探り合う展開。その後、土俵中央で右手をまわしにかけた阿武剋は左上手を引いて豪快に上手出し投げをきめた。
この一番にABEMA解説を務めた第66代横綱の花田虎上氏は「左は最初から取れてなかったですよね? 阿武剋は。取ってから、一回、フェイントで相手を上げてからの上手投げですね」と流れを解説。
その後、この日にゲスト解説を務めたリオデジャネイロ五輪金メダリスト・元競泳日本代表の萩野公介さんが「フェイトについて詳しく教えていただきたい」とリクエストしたことを受け、元横綱と元金メダリストのアクション解説が実現。
「右四つで来たんですけど、一回前に出て、出てというのを相手に与えて、フェイントをかけて上手投げ」
萩野さんと胸を合わせ、一通り流れを説明した花田氏は「これ、やってみてください」と突然の無茶ぶり。しかし、そこは元金メダリスト。再び花田氏と組むと、花田氏のレクチャー通りに花田氏を左からの投げで転がして見せた。
元金メダリストに元横綱が投げられ、転がるというレアな光景に相撲ファンも興奮。「金メダリストが横綱ぶん投げた!」「すごっww」といった驚きの声が上がった一方、「さすがに受け身が巧い」など花田氏の身のこなしに感嘆の声が聞かれた。(ABEMA/大相撲チャンネル)
この記事の画像一覧


