■「新しい世代が前に出てやっていくべき」

 小林氏が訴える世代交代について、「党は1つにならなきゃいけないと誰もが思っている。今は本当に危機的な状況で、ちょっとグラグラしてる。ただ、それを誰が前面に出て引っ張っていくかは世代交代、新しい世代が前に出てやっていくべきだと思う。当然、経験と知恵のある先輩の力も貸していただきながら走っていくが、年功序列や当選回数が永田町には色濃く残ってるような気がする。そんなことを気にしてるほど、日本に残された時間なんて私はないと思ってるので、とにかく今回の総裁選はぶつかっていく」と主張する。

 総裁になった際には若手議員を登用していく考えなのか。「それは適材適所で、経験が絶対必要なとこはあると思う。逆に言うと、今まで当選回数や形式的な基準で、本来当選1期や2期でも閣僚できるような人材は自民党にはたくさんいると思ってる。そういう人たちが、例えば大臣政務官、次副大臣をやり、その後は大臣っていう、これまでの人材育成システムとしては機能してたかもしれないけれども、今のこの国際情勢の状況の中で、私はもっと若い人たちを前面に出すチャンスを与える。結果が出なかったら仕方ないが、そこでもっと伸びていく人はいると思う」。

 世代交代する上で、可視化させていく必要性については、「大賛成だ。出馬会見のときに申し上げたが、私がリーダーになって自民党の組織を変え、もっとスピード感あってオープンで、そして発信力のある組織に変えたい。全ての政策決定の場をオープンにすべきだとは思わないが、自民党は密室で重鎮が集まって勝手に決める政党じゃない」と述べた。

■「2050年の日本を意識して政治をやらなきゃいけない」
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