<大相撲九月場所>◇中日◇21日◇東京・両国国技館
土俵際、体重差対決に西方の小兵力士が勝ったと思った次の瞬間、行司軍配は東方力士に。すぐさま物言いへと発展するも、協議は“数秒”で終了。館内にアナウンスされた内容にファンも納得。「行司よく見ていたね」など称賛の声が寄せられた。
それは三段目六十六枚目・朝翔(高砂)と三段目六十五枚目・赤虎(式秀)の取組での出来事。朝翔は身長178.2センチ、体重150.4キロと力士の中でも比較的恵まれた体型だが、一方の赤虎の身長は167.8センチ、体重も99キロで、小兵の部類に属す。
そんな両力士の取組。立ち合いから果敢に前に出て行った赤虎だったが、バランスを崩し前方へと倒れ込んでしまう…しかしそこから意地を見せ、ぶつかるように朝翔に圧力を掛け、土俵の外に追い出した。小兵が勝利したか…と思いきや、行司を務めていた式守海之助は東方の朝翔に軍配を上げた。
さらにそこから審判団の物言いが入り、館内は“一体どうした?”というような空気に包まれたが、あっという間に協議が終わると、“バランスを崩した際に赤虎の手が土俵についていた”という説明が行われた。
これを受け、コメント欄には「行司よく見ていたね」「かいのすけナイスー!」などの声が寄せられていた。なお決まり手は「突き落とし」だった。朝翔は2勝目、赤虎は3敗目を喫した。(ABEMA/大相撲チャンネル)
この記事の画像一覧2025年11月場所 千秋楽
更新日時:2025/11/23 19:08
※ ○=勝ち、●=負け、□=不戦勝、■=不戦敗



